副店長「ところで、前々から思ってたんですけど、こういう『おまもり』と『置物』の違いって、なんなんですか?」
店長「違いはありません」
副店長「えっ!違いがないんだったら、これらのモノは単なる置物じゃないですか!?」
店長「じゃあ、きみはいっさいの感情移入をしないで、モノをモノそのものとして見れますか?」
副店長「・・・・はあ?なにを言っとるんだ、このひとは」
店長「これらの商品は『おまもり』として感情移入しやすいように作ってあるのです。でも興味のない人には
牛やライオンの『置物』です。こういうチッポケな『置物』が誰かの心のよりどころになって、命を助けたりすること
だってあるんです。神社でもらう『お札』だって、文化の違う人から見れば単なる紙とか板切れでしょ」
副店長「さっき、こういうチッポケな『置物』が人の命を助けたりすることだってある、って言いましたよねえ。実際にそういう例がお客様から寄せられたことがあるんですか?」
店長「ありません」
副店長「えっ!!!ないの!?」
店長「仮にあっても言いません。」
副店長「それは霊感商法みたくなるからですか?」
店長「違います。冒険堂はそういうことを一切公表しないエレガントなお店だからです。そういう下世話な体験談を掲載して、値段設定を上げればもっと売れるかもしれませんが、そういう慎みを欠いたことはしたくないのです」
副店長「かっこいいなあ。でも、それって暗に実はご利益がある、って言ってるのと同じじゃないですか?」
店長「ご利益はあります。」
副店長「言ってんじゃねーか!」