中国仏教で、菩薩の慈悲を人格化した女性のこと。インド仏教のアヴァローキテーシュヴァラに由来する。世の中の一切の衆生が悟りの境地に達するのを助ける。観音はもともと男神であったが、次第に女神としての特徴を持つに至った。女性に子供を授けると信じられており、腕に子供を抱いている姿もよく見られる。千手観音菩薩としてもよく表される。魚のカゴを持った若い女性とともに雲の上に立っている姿、あるいは滝の前で竜に乗っている姿で描かれたりもする。また柳の枝と同情の露でいっぱいの瓶を持っている姿もよく見られる。
■観音(観世音)
多羅。チベット仏教で最もよく知られた神のひとり。名前は「救い出す神」もしくは「星」を意味する。ターラーは観音から発したと見做されており、観音のしごとを助けるため、その涙のひとしずくのうえに浮かぶ蓮から生まれたのだと言われている。
緑色のターラー、白色のターラーなどが多く見られる。緑のターラーは両手に青い蓮の花を持っている。
陰と陽のシンボルは、宇宙ならびに万物を創造した対立する二原理の相互関係を表現している。黒い部分(陰)と明るい部分(陽)とがはっきり対置されているが互いに組み合わさり、依存しあっている。そして全体として完全な円を形成している。
二つの小さな円は陰陽それぞれがそれ自体の中に自分とは逆の陰陽の種を内在していることをあらわしている。陰陽がたえず変化しながら交錯することにより、人生に無限のパターンが生じる。それを象徴するのが八卦である。


   冒険堂神様名鑑



冒険堂の商品に登場する神様たちをご紹介します。



 ◆インドの神様たち

                
    ■ブラフマー
    

    ■ヴィシュヌ
    

    ■シヴァ
    

    ■インドラ
    

    ■クリシュナ
    

    ■ガネーシャ
    

    ■サラスヴァティー
    

    ■パールヴァティー
    

    ■ラクシュミー
    

    ■スカンダ
    

    ■カーリー
    

    ■ハヌマーン
    
    
    ■ドゥルガー








    ■ガルーダ
    

    ■ハンサ鳥
    

    ■ヤック
    

    ■キンナリ
    

    ■ナーガ
    
                  
    ■シンハ
    



   ◆タイの神様たち


   ■招き女
   


   ◆そのほかの神様

   ■ターラー
   

   ■マンジュシュリー








   
   

   



  

   ■陰と陽
  








文殊菩薩。三人寄れば文殊の知恵、の通り知恵をつかさどる菩薩。。右手で剣を振りかざしているが、この姿態の意味は、煩悩の源となる空論や妄語を知恵の利剣で断ち切ることである。
タイ語で「ナーン・クワック」。一般的には左図のような人形を「ナーン・クワック」と呼んでいるが、もともとは植物名。ヒガンバナ科のギボウシズイセンを指し、家に幸運をもたらす木であると信じられている。この木の根を掘った像もナーン・クワックと呼ぶ。
商店の神棚、マンションの一角、タイではいたるところに商売繁盛の神様として祀られている。緑色の飲み物が好物で、実際にお供えされている。
タイ名はホン。ブラフマーの乗り物で水鳥の大雁をモチーフにデザインされており、タイで作られる像の尻尾には、タイ独特のライ・かノック紋様が施されている。またタイの王の御座船の舳先に彫刻されている。
「サラスヴァティー」とは“水のような”という意味で、川として大地に豊穣と知恵を与える。言語・芸術・学問・富の神であり、サンスクリットのアルファベットを発明したことになっている。後世、ブラフマーの妻ということにされた。
四本の腕を持っていることもあり、白鳥や孔雀に乗っている。また仏教のいくつかの宗派では教育の女神であり、文殊の伴侶となっている。日本で言うところの弁財天。
琵琶を持っている。
ヒンドゥー神話における宇宙の守護者ヴィシュヌ8番目の化身。ヒンドゥー教の英雄であるクリシュナは、北インドのマトゥラーで、奇跡によって生まれたとされている。
神の美や喜び、あるいは愛が具現化したものであると信じられている。横笛を吹く姿で描かれることが多く、白牛に乗り、孔雀の羽根の付いた冠をかぶっている。
ブラフマー、ヴィシュヌとならぶヒンドゥー教の主神。シヴァは創造神であると同時に時間の神であり、それゆえに大いなる破壊の神でもある。死をもたらすのもシヴァであるけれど、病いや死を克服するのもシヴァである。さらに豊穣神である一方、苦行者でもあり、自らの欲望を制し、ヒマラヤのカイラーサ山に住み瞑想にふけっている。これが世界を存在させる源となっている。半身男・半身女で描かれることが多く、四本の腕と第三の目を持っている。三叉戟を持ち、蛇のネックレス、蛇のベルトをしていることも多い。乗り物は牡牛ナンディン。
ヒンドゥー神話における宇宙を創造し、指導する神。ブラフマーはブラフマン(梵)が人格化したもので、本来このことばは供儀に内在する聖なる力をさし、そこから創造の背後に存在する「絶対」を意味するようになった。
ブラフマーは東西南北を見渡す四つの顔、『ヴェーダ』を手にする四つの腕を持った姿で描かれることが多い。他の持ち物としては、ガンジス川の水を収めた水がめ、バラの花などがある。ハンサ鳥を乗り物とする。仏教では梵天。ちなみにタイでは商売の神として崇拝されている。
多くの寺院を守護する想像上のライオン。日本の狛犬・沖縄のシーサーなどの原型だが、その出自はさらに西方にまで及ぶ。
タイでは日本と同じように門前に置かれ、またペンダントなどのお守りとして、邪気を払う役目を担う。
インドではナーガ、タイではナークと呼ぶ。絵や彫刻で表現されるときは五頭か七頭になることもある。東南アジア全般で土着信仰と結びつき、宇宙の最下層を形成する冥界・水界・地下界を代表する存在となっている。ゆえに水と地下の守護神。蛇は脱皮をすることから不死や転生の象徴とされてきた。仏陀の守護者。
インドではキンナラと呼ばれ、ヴィシュヌの爪から生まれたとされる。人間の身体に馬の頭がついた姿もしくは馬の身体に人間の頭がついた姿をしている。天界の楽士。キンナリーは女性形で、男性形はキンノーンと呼ぶ。誠実で美徳を備えた動物で、舞踊が得意。タイではキンナリ/キンノーンはハンサ鳥(ホン)と人間が結婚して作られたものとされている。
ドゥルガーとは「近づき難い者」の意。シヴァとヴィシュヌの怒りの光から生まれた、戦う女神。シヴァの三叉戟、ヴィシュヌの円盤、アグニの槍などを持つ。十本の腕にさまざまな武器を持ち、虎または獅子に乗った姿で描かれることが多い。
「ヤック」はタイでの名前。サンスクリット経典の人神で、ヒンドゥー神話の中ではブラフマーの息子とされ、名前は「プラーハ」。ラーマキエン物語で大活躍し、猿の兵隊としてラーマ王を悪魔から守った。
ヒンドゥー神話に出てくる鳥の王子で、カシュヤパ仙の息子。半分が人間、半分が鷲の姿をしている。ガルーダは宇宙の守護者ヴィシュヌの信奉者であり、ヴィシュヌの乗り物としてえらばれ、ヴィシュヌとともに、悪魔やその仲間の蛇と闘った。仏教では聖鳥とみなされる。タイでは国王の象徴とされ、「マハーラーッ」と呼ばれる国王旗や政府の公式文書に王の威厳を示すシンボルとして刻印されている。
ヒンドゥーの猿神。名前の意味は「骸骨を持つ者」。戦いの神であるとともに学問の神であり、風の神ヴァーユの息子。超人的な能力の持ち主であり、強い忠義心はよく知られている。持ち物としてはカイラーサナータ山、ヴァジュラなど。タイはラーマ王の忠実な部下として大人気の白猿の神である。
名前の意味は「黒いもの」。死と破壊を擬人化したものであり、シヴァの配偶神。信奉者たちはカーリーを悪魔や死をも滅ぼす愛すべき大母神として崇拝している。血走った目と四本の腕を持ち、血を求めてだらりと舌をたらした姿で描かれることが多い。生首や切断された手で出来た帯、頭蓋骨の首飾り、虎の皮を身につけている。三叉戟、チャクラ、神々の武器を手にしていることも多い。
カールッティケーヤの名で知られる。仏教で言うところの韋駄天・鳩摩羅天。
悪魔に立ち向かう戦いの神で、昴の星々に育てられたといわれたり、豊穣の神と言われたりすることもある。シヴァの息子。
持ち物は槍。孔雀に乗る。
吉祥天女。ヴィシュヌ神の美しい妃として知られる。富と幸運と美の女神である。
四本の手を持つ美しい金色の女性として描かれることが多く、蓮の花の上に座っている。蓮の花は子宮と不死と清浄さを象徴している。
また豊穣の女神でもある。
ヒンドゥー神話で母神の性格を持ち、シヴァの神妃。名前は「山の娘」を意味する。
慈悲深い女神。
持ち物は三叉戟、睡蓮など。
ヒンドゥー教の知恵と文学の神。象の頭と太鼓腹を特徴としており、太鼓腹は幸運を分け与える力のシンボルである。四本の腕を持ち、一本の牙を持つ。

■ガネーシャについては弊店カテゴリー『ガネーシャの杜』下部を参照ください。
インド神話の主たる神のひとり。仏教では帝釈天。暴風雨と戦いの神のひとりである。インドラは赤、もしくは金色をしており、大きく激しく好戦的である。
インドラは天と地とから生まれ、永遠にそのふたつをわけてしまった。秩序に挑んで主たる神となり、新たな秩序を生み出した。
持ち物はヴァジュラ。乗り物は巨象アイラーヴァタ。この像はタイではエラワンという三頭象として有名。
ヒンドゥー教のもっとも重要な神のひとり。世界を維持するものとして威厳があり、ときには恐ろしいが、概して柔和な存在である。その主なしごとは、常に善が悪に勝つようにすること。
ふつう若くて美しい青年として描かれ、青色の身体に四本の腕を持っている。持ち物は棍棒(知力の象徴)、法螺貝の殻(存在の根源)、蓮華などがある。ヴィシュヌの乗り物は神鳥ガルーダ。妻はラクシュミー。タイにおいては最上の神格。